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つるかめ算 > 解説

中学受験の算数|小学5年(4年生から読めます)

つるかめ算の解き方

「全部つるだったら?」と考えるだけで、むずかしそうな問題がかんたんな計算になります。

  • 読む時間 約10分
  • 紙とえんぴつを用意してね
  • 練習問題(初級・中級・上級)つき
つるとかめのイラスト

今日の問題まずは問題を読もう

問題

つるとかめが、合わせて10ぴきいます。
足の数は、全部で28本です。
かめは何びきいるでしょう?

つるつる(足2本)
かめかめ(足4本)
  • つるの足 2本
  • かめの足 4本
  • 合わせて 10ぴき
  • 足は全部で 28本
先生
先生わかっていることは4つ。つるの足は2本、かめの足は4本、合わせて10ぴき、足は全部で28本。聞かれているのはかめの数よ。
そら
そらうーん、どこから考えればいいか、わからない…。

30秒答えを見る前に、30秒だけ自分で考えてみよう。かめは何びきだと思う?

答えを見る

かめ4ひき(つる6ぴき)

どうしてそうなるのか、ここから一歩ずつ見ていきます。

1表で、1ぴきずつ調べてみよう

いきなり式を考えなくても大丈夫。まずは「かめが0ぴき」「かめが1ぴき」…と、1ぴきずつ足の数を数えてみます。

つる 10ぴき×2本 + かめ 0ひき×4本 = 20本

つるかめ足の合計
10ぴき0ひき20本
9ぴき1ひき22本+2
8ぴき2ひき24本+2
7ぴき3ひき26本+2
6ぴき4ひき28本+2
そら
そらかめが1ぴきふえるたびに、足が2本ずつふえてる!
先生
先生よく気がついたね。この「2本ずつふえる」が、つるかめ算のカギなの。表を書かなくても、計算だけで答えが出せるようになるよ。

2「10ぴき全部つる」と考える

表のいちばん上の行と同じです。10ぴきが全部つるだったとしたら、足は何本になるでしょう。

考えてみようつるの足は2本。10ぴき全部つるなら、足は全部で何本?

答えを見る
2つる1ぴき
の足
×10全部の
ひき数
=20全部つるの
ときの足

3足りない足を数える

全部つるだと20本。でも、問題では足は28本でした。

考えてみよう本当の足28本と、全部つるのときの20本。何本足りない?

答えを見る
28本当の足−20全部つる
の足
=8足りない足
先生
先生足りない8本は、どこから来たのかな? 本当は、つるの中にかめがまざっているからよ。

4つるを1ぴき、かめに取りかえると?

つるつる 足2本
取りかえる→
かめかめ 足4本

考えてみようつるを1ぴき、かめに取りかえると、足は何本ふえる?

答えを見る
4かめの足−2つるの足=21ぴき取りかえる
とふえる足
そら
そら表で見た「2本ずつふえる」と同じだ!

5答えを出して、たしかめる

足りない足は8本。1ぴき取りかえるごとに2本ふえます。8本をうめるには、何びき取りかえればいいでしょう。

考えてみよう8本を、2本ずつうめると、何回でうまる?

答えを見る
8足りない足÷21ぴきで
ふえる足
=4かめに取りかえた数
=かめの数

かめが4ひきとわかれば、つるは残りです。

10全部の
ひき数
−4かめの数=6つるの数
答え かめ 4ひき(つるは 6ぴき)

答えが出たら、必ずたしかめ

2つるの足×6つるの数=12つるの足の合計
4かめの足×4かめの数=16かめの足の合計
12つるの足+16かめの足=28問題と同じ28本!

ノートに書くときは

式はこの3つと答えでOKです。

2×10=20 (全部つるの足)28−20=8 (足りない足)4−2=2 (1ぴきでふえる足)8÷2=4 (かめの数)答え 4ひき

6ます目で見てみよう(面積図)

同じ考え方を、図にしてみます。足1本を、ます目1つで表します。つるは足が2本なのでます目2つ、かめは足が4本なのでます目4つを、たてにつみます。

① 全部つるだと、ます目は20こ

2こ
つる1ぴき=ます目2つ。それが10列で、2×10=20こ

考えてみよう本当の足は28本。ます目は何こ足りない?

答えを見る

28−20で8こ足りません。

② 足りない8こを、2こずつのせる

つるの列にます目を2このせると、ます目4つの列、つまりかめの列になります。

2こ足りない8こを、2こずつのせる+2こ
オレンジのます目=足りなかった8こ。2こずつのせて、4列がかめになった
全部つるのときのます目(20こ)足りなかったます目(8こ)

考えてみよう8こを2こずつのせると、何列がかめになる?

答えを見る
8足りない
ます目
÷21列に
のせる数
=4かめの列
=かめの数

③ 四角でまとめると「面積図」

ます目をまとめて、長方形でかいたものを面積図といいます。中学入試の解説でもよく使われる図です。

全部つるの足 20本ふえた 8本かめ 4ひきつる 6ぴき横の長さ = ひき数(合わせて10ぴき)2本4本たての長さ = 1ぴきの足の数
たて=1ぴきの足の数、横=ひき数、面積(広さ)=足の本数
全部つるの足(2×10=20本)かめでふえた足(28−20=8本)
先生
先生オレンジの長方形を見てね。たては2本(かめとつるの足の差)、面積は8本(足りなかった足)。だから横は 8÷2=4 で、かめの数になるのよ。
そら
そらます目で考えると、なんで割り算するのかよくわかる!

7まちがえやすいところ

「全部つる」で先に出るのは、かめの数

全部つると考えて、取りかえた数を出すと、それはかめの数です。問題が「つるは何びき?」なら、最後に 10−4=6 をわすれないようにしましょう。

「全部かめ」と考えても解ける

反対に、10ぴき全部かめだったと考えることもできます。今度は足が多すぎるので、へらしていきます。

4かめ1ぴき
の足
×10全部の
ひき数
=40全部かめの
ときの足
40全部かめ
の足
−28本当の足=12多すぎる足
12多すぎる足÷21ぴき取りかえ
るとへる足
=6つるの数
先生
先生全部かめで考えると、先に出るのはつるの数。聞かれている方を出しやすいほうで考えればいいの。

8こんな問題も「つるかめ算」

つるやかめが出てこなくても、同じ考え方で解ける問題がたくさんあります。

自転車自転車と三輪車

車輪の数が「足の数」のかわり。自転車2つ、三輪車3つ。

りんごおかしや果物の買い物

1個のねだんが「足の数」のかわり。合計は代金。

テストテストの点数

正解でもらえる点、まちがいで引かれる点。少しだけ注意が必要です(下の問題3)。

つるかめ算の合図
  • 2種類のものがまざっている
  • 1つ分の数(足・ねだん・点)がわかっている
  • 全部の数と、その合計(足の本数・代金・点数)がわかっている

9確認問題3問(動画と同じ問題)

答えを3つの中から選んでね。紙に式を書いてから選ぶと力がつきます。

問題1

足が6本のカブトムシと、足が8本のクモが、合わせて15ひきいます。足は全部で100本です。
クモは何びき?

答えと解説を見る

答え:5ひき

「全部カブトムシだったら?」と考えます。面積図にすると、こうなります。

全部カブトムシ 6×15=90本足りない10本10÷2=56本2本8本クモ 5ひきカブトムシ 10ぴき横 = 合わせて 15ひき
たて=1つ分の数、横=数、面積=合計

図の色と式を見くらべてね。

青の長方形6カブトムシ
1ぴきの足
×15全部の
ひき数
=90全部カブトムシの
ときの足
オレンジの面積100本当の足−90全部カブトムシ
の足
=10足りない足
オレンジのたて8クモの足−6カブトムシ
の足
=21ぴき取りかえ
るとふえる足
オレンジの横=答え10足りない足÷21ぴきで
ふえる足
=5クモの数

たしかめ:カブトムシ10ぴきで60本、クモ5ひきで40本。合わせて100本。

問題2

1個80円のりんごと、1個120円のなしを、合わせて15個買うと、代金は1520円でした。
なしは何個?

答えと解説を見る

答え:8個

「全部りんごだったら?」と考えます。面積図にすると、こうなります。

全部りんご 80×15=1200円足りない320円320÷40=880円40円120円なし 8個りんご 7個横 = 合わせて 15個
たて=1つ分の数、横=数、面積=合計

図の色と式を見くらべてね。

青の長方形80りんご
1個のねだん
×15全部の
個数
=1200全部りんごの
ときの代金
オレンジの面積1520本当の代金−1200全部りんご
の代金
=320足りない
お金
オレンジのたて120なしの
ねだん
−80りんごの
ねだん
=401個取りかえ
るとふえる
オレンジの横=答え320足りない
お金
÷401個で
ふえる
=8なしの数

たしかめ:りんご7個で560円、なし8個で960円。合わせて1520円。

問題3

正解すると10点もらえて、まちがえると3点引かれるクイズがあります。20問全部に答えたら、109点でした。
まちがえたのは何問?

答えと解説を見る

答え:7問

「全部正解だったら?」と考えます。面積図にすると、こうなります。

0点もらえた点10×13=130点もらえなかった点引かれた全部正解なら 10×20=200点10点10点3点13点正解 13問まちがい 7問横 = 合わせて 20問
たて=1問の点、横=問題の数、面積=点数。0点の線より下は引かれた点

図の色と式を見くらべてね。

0点の線より上の全体101問正解
の点
×20全部の
問題数
=200全部正解の
ときの点
オレンジ+赤の面積200全部正解
の点
−109本当の点=91へった点
オレンジ+赤のたて10正解でもらえる
はずだった点
+3まちがいで
引かれる点
=131問まちがえる
とへる点
オレンジ+赤の横=答え91へった点÷131問で
へる点
=7まちがえた
問題の数

ここがポイント:1問まちがえると、もらえるはずの10点がなくなり、さらに3点引かれます。だから10−3ではなく、10+3=13点へります。

たしかめ:正解13問で130点、まちがい7問で21点引かれる。130−21=109点。

10まとめ

つるかめ算のポイントは2つ

  1. 「全部が片方だったら?」と考える
  2. 1つ取りかえると、いくつ変わるかを考える
先生
先生もっと問題を解きたい人は、初級・中級・上級の3つのレベルに分けて用意しています。答えと解説つき。印刷用のプリント(PDF)もあるよ。
そら
そらわたし、初級からやってみる!
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